名所・旧跡B室町時代建立の古刹 『妙覚寺』


 京王よみうりランド駅から線路沿いに西へ100m程、ランド通りを渡った所に妙覚寺があります。足利義晴による開山で、鎌倉の臨済宗大本山建長寺の末寺として室町時代に建立されたそうです。
参道  かつて、ここ妙覚寺は梅の名所として知られ、つい最近まで参道上がって左手の、南門の向かいに大きな梅林があり、開花時期にはたくさんの梅の花が楽しめたんですが、市の開発計画の為全て伐採され、跡形もなく消えてしまいました。

 今では、南門内側にわずかにあるだけの様です。
  
  今ではこんなになっていました。
      (2013年11月18日・撮影)
 
南門内側に残っている梅の木

 参道にはアジサイも植えられていて、こちらも有名なようで、6月頃には楽しめるようですよ。


     稲城パノラマビューはこちら
 参道を登りきったところに本堂があります。
とても風情のある建物です。


 本堂は寛政元年火災で焼失し、現在の建物は寛政8年(1796年)に再建された物だそうです。
 本堂の右手奥にある観音堂石段の脇には、市指定文化財の筆塚があります。
  
 この石段を登りきったところには松荘堂があり、ここからの眺めはとても良かったです。

 何でもこの場所は、過去に特撮テレビドラマの舞台となった事があるそうですよ。
 
 松荘堂の手前左側の石段を上がると鐘楼があります。
 元旦の0時と共に撞き始めるこの鐘は、先着順で並べば誰でも撞かせてもらえます。

 鐘楼の横には、市内最大(高さ112cm)板碑(市指定文化財)があります。

板碑の詳しい説明はこちら
 
 初めて訪れたんですが見どころ満載。季節毎に楽しめそうですねぇ。 近くにお住まいの方はぜひ一度足をお運び下さい。


2012年1月1日
除夜の鐘

 本年年明けとともに響きました妙覚寺の除夜の鐘の模様です。
残念ながら、照明が街路灯1本だった為、非常に見づらくなってしまいました

動画が見られない場合は こちらをどうぞ 

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